種別 報告
主題 締固め不要コンクリートを用いたプレテンション桁の製造に関する実験的研究
副題
筆頭著者 今井昌文(オリエンタル建設)
連名者1 手塚正道(オリエンタル建設)
連名者2 片桐修一(オリエンタル建設)
連名者3 長谷川明義(オリエンタル建設)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 85
末尾ページ 90
年度 1992
要旨 はじめに
プレストレストコンクリート(PC)製品工場では、生産性同上に対する要求に加え、近年の深刻な労務者、熟練技能者の不足もあって、より一層の省力化が望まれている。東大、岡村らが提唱した「締固め不要コンクリート」は、日常的に締固め作業を行うコンクリート工場では、製造の合理化、労務費の低減、騒音や振動に対する労働環境の改善等とその波及効果は大きい。PC製品は一般に断面が小さく、その中に多量の鋼材が配置されているうえ、コンクリートは高強度で更に生産性の観点から早期強度を要求される。そこで締固め不要コンクリートのPC製品への適用を目的に、高分子多糖類ポリマーを分離低減剤とした締固め不要コンクリートの配合を決定し、フレッシュコンクリートの流動性、充填性、材料分離抵抗性、硬化コンクリートの強度等の検討を行った。また、実際のプレテンション桁を試験的に製造し、その実用性、施工性等についての検討を行い、更に製造されたプレテンション桁の性能の確認を載荷試験により行った。
まとめ
本実験の結果をまとめると以下のようになる。A)今回は試験製造であり、練混ぜ状態を目視で判定したり、混和材料の人力による投入等あったが、全般的には従来の製造設備での製造の可能性が確認された。B)打込みに関しては、実際の製造工程においても省力化および騒音の低下による労働環境の改善が確認できた。更に打込み方法については、締固め不要コンクリートの特性を生かしたより効率的な方法について、検討の余地があると考えられる。C)製品の表面には気泡が多く見られたが、コンクリート切断面には無かったことより、型枠剥離剤の影響が考えられ、外観上今後の検討が必要である。D)内型枠下面等、空気の抜け難い所に気泡は残ったが、それが断面欠損となるようなことはなく、載荷試験によりプレテンション桁としての性能が確認された。
PDFファイル名 014-02-1011.pdf


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