種別 | 報告 |
主題 | 球状スラグ微粉末を混和材として用いたモルタル特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 遠山俊一(神戸製鋼所) |
連名者1 | 小泉秀雄(神戸製鋼所) |
連名者2 | 吉川勇一(神戸製鋼所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 269 |
末尾ページ | 272 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 高炉スラグ微粉末は、セメントコンクリート用混和材として化学抵抗性の向上アルカリ骨材反応の抑制、水和熱による温度上昇の抑制などを目的として広く利用されている。高炉スラグ微粉末粒子は角張った形状をしており、この形状を丸くする事で混和材として用いた場合にベアリング効果によるコンクリートの流動性の向上、および充填性を高めることが予測される。このことからを球状化した高炉スラグ微粉末を試作し混和材としての基礎性状をモルタルにより調査した。 まとめ 球状スラグ微粉末は形状が球形であることからセメント・コンクリート用混和材として用いたとき通常のセメントに比べ大幅な練り混ぜ水量の減少が可能である。通常のセメントでは得にくい低水セメント比での利用の可能性を見出した。またコンクリートの高流動化に対しても有効である。強度の発現性については、水セメント比が小さくなるに従い強度の発現性が大きくなる傾向を示した。このことは、球状スラグ微粉末のベアリング効果、粒度構成による密充填が硬化体中の空隙率の減少に寄与していることも一因と考えられた。球状スラグ微粉末はセメント・コンクリート用混和材としてコンクリートの高品質化に有効な材料であることが確認出来た。 |
PDFファイル名 | 014-02-1043.pdf |