種別 報告
主題 液体窒素によるアイスシャーベットを用いたコンクリート冷却工法
副題
筆頭著者 谷口裕史(間組)
連名者1 宮野一也(間組)
連名者2 喜多達夫(間組)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
1
先頭ページ 621
末尾ページ 626
年度 1992
要旨 まえがき
近年、マスコンクリートの温度ひびわれ対策として、液体窒素を使用したコンクリートのプレクーリング工法の研究開発が活発に行われており、実構造物への適用も行われている。液体窒素による冷却方法には、骨材などのコンクリート構成材料を冷却する工法、コンクリートミキサ内で練りまぜ中のコンクリートを冷却する工法、生コン車内などで練りまぜ後のコンクリートを冷却する工法などがある。本報告では、コンクリート構成材料のうち比熱の大きな水に注目し、液体窒素を水に噴入して製造するアイスシャーベットを練りまぜ水として用いた工法について、室内実験、1m3のミキサを使用した実証実験および現場適用実験を実施したので、その結果について報告する。
まとめ
液体窒素により製造したアイスシャーベットを練りまぜ水として用いるコンクリートのプレクーリング工法について検討した結果以下のことが明かとなった。1)アイスシャーベットを製造する際の液体窒素の熱効率は86〜98%であり、本実験で使用した配合のコンクリート1m3を1℃低下させるのに必要な液体窒素量は8.8〜10kg/m3・℃と熱効率に優れた工法であることが確認された。2)氷生成率が45%のアイスシャーベットを練りまぜ水として使用することによりコンクリートの練上り温度を約10℃低減できる。3)アイスシャーベットにより冷却したコンクリートの練上り時のスランプは増大する傾向がある。4)アイスシャーベットの使用により凝結始発時間が1時間程度遅延することがあるが、材令7日で同等の強度が得られる。5)アイスシャーベット使用による凍結融解抵抗性および中性化への影響は認められない。
PDFファイル名 014-02-1105.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る