種別 | 報告 |
主題 | ひびわれを有するコンクリートの止水性能に関する解析的検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 名倉健二(清水建設) |
連名者1 | 辻村捷太郎(清水建設) |
連名者2 | 遠藤孝夫(電力中央研究所) |
連名者3 | 広永道彦(電力中央研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 723 |
末尾ページ | 726 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 浄水場・下水処理場、海洋構造物、放射性廃棄物処分施設等のコンクリート構造物に要求される品質のひとつに水密性がある。これらの構造物の水密性を確保することは、機能性、耐久性および安全性の上から重要な問題である。コンクリート自体の水密性については従来から多くの研究がされている。一方、コンクリート自体は水密性の高い密実なコンクリートであっても、ひびわれ等の欠陥が発生している場合には、この部分が水みちとなり漏水あるいは透水により水密性が大幅に低下する。ひびわれのうち、貫通ひびわれを有するコンクリートの止水性能を評価する手法として、ひびわれからの漏水を求める2.3の実験式が提案されている。しかし、曲げ、乾燥収縮あるいは鉄筋腐食等により発生する表面ひびわれを有するコンクリートの水密性についての研究はほとんどされていないのが現状である。本報告は、表面ひびわれを有するコンクリートの止水性能を評価する特性として浸透流量に着目し、有限要素法を用いた浸透流解析によりパラメータ解析を行い、この結果から表面ひびわれを有するコンクリートの止水性能を簡易に評価できる手法を提案したものである。 まとめ 表面ひびわれを有するコンクリートの水密性を評価するために、二次元有限要素法による浸透流解析結果を基に、ひびわれ深さ、部材厚およびひびわれ間隔を変数とした止水性能評価式を提案した。今後は、実験等により実構造物への適用性について検討し、精度の向上をはかる予定である。 |
PDFファイル名 | 014-02-1123.pdf |