種別 | 報告 |
主題 | 複合法による鋼橋RC床版の劣化調査に関する基礎的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 石井孝男(日本道路公団) |
連名者1 | 香山幸夫(日本道路公団) |
連名者2 | 上東泰(日本道路公団) |
連名者3 | 佐藤登(三協) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 739 |
末尾ページ | 744 |
年度 | 1992 |
要旨 | まえがき 東名高速道路の鋼橋RC床版は、昭和30年代後半から40年代にかけて施工されたもので、床版厚が薄く、主桁間隔が広い構造となっている。建設後20年以上経った今日、交通量の増大及び車両の大型化による繰り返し荷重の増、等の要因により床版の劣化が進んでおり、床版増厚及び床版打替等の工法により補修・補強している現状である。その補修・補強の判断基準については、主に床版下面からの目視による外観調査やハンマーによる打撃法等の調査によっているが、床版内部の水平ひびわれや空隙等の欠陥は確認できないため、劣化の程度及び補修範囲を限定するには必ずしも十分なものではなかった。したがって、鋼橋RC床版の劣化調査に非破壊検査法として、サーモグラフィー法及び超音波法を併用することで、自動車交通開放下においてもより高い精度でRC床版の劣化を診断することができた。本文は、これらの調査手法の基礎的な研究について、実橋床版の調査結果に基づき報告するものである。 あとがき 本文では、複合法による鋼橋RC床版の劣化調査に関する基礎的研究について、東名高速道路の実橋の調査結果を基に述べてきた。サーモグラフィー法及び超音波法については、まだまだ研究すべき不明な点が多いが、劣化箇所を限定し、補修・補強を行なうために有効である。今後とも他の非破壊検査法とも複合させることで、よりよい調査手法の確立を目指したい。 |
PDFファイル名 | 014-02-1126.pdf |