種別 | 報告 |
主題 | コンクリートの長期変質挙動に関する調査研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 中西正俊(清水建設) |
連名者1 | 石井卓(清水建設) |
連名者2 | 安達建男(清水建設) |
連名者3 | 堀江芳博(清水建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 867 |
末尾ページ | 872 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに コンクリートは放射性廃棄物の処理において、固体化、緩衝材、グラウト材、シール材、およびプラグ材などとしての利用が検討されている。本調査研究は、コンクリートの長期変質挙動を検討し、その結果をふまえ放射性廃棄物の処分への適用の可能性を評価しようとするものである。ここでは1987年度に行なったコンクリートの変質挙動に関する文献調査結果、ならびに1988〜1990年度に行なった自然条件下で長期にわたり変質の進行したコンクリートの調査結果を報告するものである。 まとめ (1)コンクリートの変質挙動に関する文献調査の結果、材令3000年程度の古代のセメント混合物を用いたナチュラル・アナログ的な研究は行なわれているが、放射性廃棄物処分において想定される環境条件に近いものはみられなかった。なお、分析方法についてはX線回析など5つの方法が示されていた。(2)廃線トンネル、河口護岸など52〜67年経過した構造物の物理、化学的な調査を行い、その結果を既往研究と対比させて検討し、既往研究との間に大きな矛盾のないことを示した。(3)コンクリートの長期変質挙動に関して、とくに水和物の変質を中心に調査の結果、平成元年度の試料を除けばあまり変質していないようである。 |
PDFファイル名 | 014-02-1149.pdf |