種別 | 報告 |
主題 | U字型プレキャスト部材内で主筋を重ね継手したRC梁の曲げせん断性状に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 松崎育弘(東京理科大学) |
連名者1 | 中野克彦(東京理科大学) |
連名者2 | 渡辺正人(東京理科大学大学院) |
連名者3 | 今津賀昭(大木建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 107 |
末尾ページ | 112 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに せん断補強筋を埋め込んだU字型プレキャスト(以下UPCaと記す)梁部材を型枠及び構造体として用い、中空部に後打ちコンクリートを打設することにより一体化させる工法において、柱・梁接合部内の主筋の交差に対応すると部材端部に上下重ね継手を設けることが想定される。この場合、互いに直行する梁では重ね方法が上下逆になる。それにより、梁主筋がせん断補強筋から離れることになるが、これが構造性能へ及ぼす影響が明確ではない。本研究は、重ね長さ・定着方法(フックの有無、重ねにあたっての主筋の上下を含む)を主変動要因としたUPCa梁部材の曲げ・せん断実験を行い、一体打ち部材の実験結果との比較をまとめたものである。 まとめ 1)本研究のUPCa部材はせん断耐力及び変形性状において、継手を有する場合[BTYPE]や主筋がせん断補強筋から離れている場合[CTYPE]についても一体打ちと同等以上の評価ができた。2)曲げ実験において、部材角R=1/50(rad)までの構造性能は、重ね長さ(30d、35d、40d)、定着方法(継手筋上フック無し[ATYPE]、継手筋上フック付き[FTYPE]、継手筋下フック無し[BTYPE])による差はほとんどみられない。それ以降で、FTYPEの重ね長さ23d、BTYPEにおいて応力伝達性能が劣化することが明かとなった。 |
PDFファイル名 | 014-02-2018.pdf |