| 種別 | 報告 |
| 主題 | 軸圧縮力を受ける高強度鉄筋コンクリート主筋の座屈性状 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 香取慶一（東京工業大学） |
| 連名者1 | 林静雄（東京工業大学） |
| 連名者2 | 和田章（東京工業大学） |
| 連名者3 | 坂田弘安（愛知産業大学） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 14 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 325 |
| 末尾ページ | 330 |
| 年度 | 1992 |
| 要旨 | 目的 鉄筋コンクリート柱での主筋の座屈性状は、柱型部材の靱性を左右する大きな要因である。普通強度材料を用いた場合の座屈性状に関しては多くの研究報告がされているが、いわゆるNew RCを意識して高強度材料を用いた場合についてはまだ不明な点が多い。本研究は、主筋及び帯筋に高強度鉄筋を使用した柱型部材の軸圧縮実験を行って、主筋の座屈性状について調べようとするものである。 まとめ 実験により以下のことが明らかとなった。1)主筋の座屈は塑性座屈であった。2)最大圧縮応力度(最大耐力)は主筋の圧縮降伏強度によって決まり、帯筋の影響は受けない。本実験の条件下では、帯筋間隔を密にしても主筋座屈に対して特に有効という結果は得られなかった。3)最大応力度時変位では大きな差が認められた。帯筋間隔8dの試験体では変形能力が小さく、4d・6dの試験体では8d試験体の1.2〜2.2倍程度であった。帯筋間隔8dでは変形能力確保は難しい主筋径によって4d試験体が変形最大となるものと6d試験体が最大となるものがあった。4)主筋降伏(最大応力度時)以降の耐力低下防止には、帯筋は有効である。ただし普通強度鉄筋では、この様な効果は少ないと思われる。 |
| PDFファイル名 | 014-02-2055.pdf |