種別 | 報告 |
主題 | RCせん断耐力算定式のFRPロッドで補強したはりに対する適用性 |
副題 | |
筆頭著者 | 横井克則(徳島大学工業短期大学部) |
連名者1 | 島弘(徳島大学) |
連名者2 | 水口裕之(徳島大学工業短期大学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 713 |
末尾ページ | 716 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 主筋あるいはスターラップに連続繊維補強材(以下、FRPロッドと呼ぶ)を用いたコンクリートはりのせん断に関しては、これまでにいくつかの研究が行われており、FRPロッドを主筋に用いると斜めひび割れ発生荷重が小さくなること、さらに、FRPロッドをスターラップに用いると、その耐力は理論値よりもかなり小さくなることなどが報告されている。そこで本報告では、現在までに発表されているFRPロッドを用いたコンクリートはりのせん断実験に関する文献からせん断耐力の算定に必要なデータを取り出し、それを用いて、鉄筋コンクリート(以下、RCと呼ぶ)用のせん断耐力算定式のFRPロッドで補強したはりに対する適用性を検討し、FRPロッドで補強したはりのせん断耐力算定に対するひとつの考え方を示す。 まとめ (1)既往の研究のデータを用いて斜めひび割れ発生荷重の算定式を評価すると、主筋が鉄筋の場合は石橋や二羽らの式、FRPロッドの場合はそれらの式に辻らの換算断面を代入したものでよく一致した。(2)FRPロッドで補強したはりの耐力計算を行う場合には、RCせん断耐力算定式をそのままでは使えないことがわかった。(3)VcおよびVsuの低下を考慮したせん断耐力算定式を用いて、計算値と実験値を比較したがばらつきが大きかった。これは、せん断ひび割れの発生状態やFRPロッドの曲げ成形部などにおける引張強度の不安定さの影響であると考えられる。 |
PDFファイル名 | 014-02-2123.pdf |