種別 | 報告 |
主題 | 螺旋糸巻き状FRPロッドを剪断補強筋とする梁の剪断試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 廣中哲也(奥村組) |
連名者1 | 辻誠一(奥村組) |
連名者2 | 白石文雄(奥村組) |
連名者3 | 浜田元(奥村組) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 717 |
末尾ページ | 722 |
年度 | 1992 |
要旨 | まえがき 繊維材料を樹脂で収束したコンクリート補強用の新素材(新補強材)が構造材料として注目を集めているが、新補強材は鉄筋と比較するとヤング係数が小さい、付着特性が鉄筋と異なる、耐久性の評価がなされていない、など検討すべき課題も多く残されている。また、同一の材料でも繊維の種類、製造方法の違いによりその物性は大きく異なっており、研究の余地も多い。筆者らは、これまでコンクリートとの付着を持たせるために樹脂で収束した繊維束に螺旋状に糸を巻き付けたFRPロッド(本報告でいう新補強材はこの螺旋糸巻き状FRPロッドを指す)のコンクリート補強用の鉄筋代替材としての性能について研究を行ってきたが、今回、螺旋糸巻き状新補強材を剪断補強筋とする梁の剪断試験を行ったのでその結果について報告する。 まとめ 螺旋糸巻き状FRPロッドを剪断補強筋とした梁の剪断実験を行い、次の実験結果を得た。1)シアースパン比の増加に伴って剪断耐力は低下し最大たわみは増加した。2)剪断耐力は剪断補強筋比の増加に伴って増加した。3)剪断補強筋の破断は、曲げ加工部で生じた。また、剪断ひびわれに横断される複数の補強筋の応力はかなり異なった。4)新補強材を剪断補強筋として用いた梁の剪断耐力は、大野・荒川式において曲げ補強筋および剪断補強筋の剛性を考慮した計算値で近似することができた。 |
PDFファイル名 | 014-02-2124.pdf |