種別 | 報告 |
主題 | コンクリート柱部材の6自由度加力装置 |
副題 | |
筆頭著者 | 村山八洲雄(鹿島建設) |
連名者1 | 新保弘(鹿島建設) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 815 |
末尾ページ | 818 |
年度 | 1992 |
要旨 | まえがき コンクリート部材に複合部材力が作用するときの部材耐力や変形挙動を実験的に調べることのできる6自由度加力装置を考案し製作したので、装置の概要と検証実験結果について報告する。一般に柱部材に作用する部材力としては、曲げ、せん断、軸力、ねじりがあり、曲げとせん断にはそれぞれ2方向の成分があることを考慮すると、6種類の部材力が存在する。構造物を構成する部材は、これらの部材力の幾つかが同時に作用するいわゆる複合荷重下の状態にあり、特に外荷重が地震力のように変動荷重の場合には、交番部材力が作用することになる。複合荷重下のコンクリート部材の耐力については耐力の相関曲面も幾つか提案されるなどかなり明らかになっているが、まだ検討の余地も残されている。また、複合荷重下の部材力と変形の関係については、十分に明らかになっているとはいえない。そこで、複合荷重下の部材耐力および荷重と変形の関係を実験的に調べる装置として、6自由度加力装置を製作した。本試験装置を用いることにより、柱試験体に任意の部材力を同時に加力することができる。 まとめ 本装置を用いることにより、柱試験体への6自由度複合加力が行える見通しが得られた。この装置の原理を応用すれば、箱型部材や壁部材への複合加力も可能になると考えられる。しかし、この種の装置の使用にあたっては、試験体寸法の制限や試験体の固定方法の制約があるので、実験計画に際しては、端部の拘束条件が実験精度を支配する場合もあることに注意する必要があろう。 |
PDFファイル名 | 014-02-2141.pdf |