種別 委員会報告
主題 「混合構造研究委員会報告」
副題
筆頭著者 小倉弘一郎(明治大学)
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キーワード
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年度 1992
要旨 委員会設立の背景と活動状況
土木建築構造物には古くから鋼と鉄筋コンクリートあるいはプレストレストコンクリートを組み合わせた多くの構造あるいは構造部分の例がある。例えば土木では鉄筋コンクリートの橋脚と鋼の橋げた、桟橋における鋼支柱とRCデッキ、鋼杭とRCフーチング、更には斜張橋における側径間と中央径間で重量の相異を設計応力の平均化に巧みに利用したプレストレストコンクリート桁と鋼桁の組み合わせによる複合主桁など非常に大胆な骨組みがある。建築では、古くからは鉄骨造における鋼柱の柱脚部と鉄筋コンクリートフーチングとの取り合いがあり、最近では柱が鉄骨鉄筋コンクリートあるいは鉄筋コンクリートで、梁が鉄骨の骨組みなどがある。そこでは、鋼の部材と、コンクリート系部材の特性を活かし、部材を適材、適所に用いて、力学的に最も合理的、かつ効果的な構造を造っている。この種の構造が、一般に「混合構造物」と呼ばれている。現在、その例は土木、建築ともかなり多いのではあるが、設計の考え方は多種多様であり、まとまった参考文献が少ない。特に建築では、建築基準法で、一般のホモジニアスな構造、つまり鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、プレストレストコンクリート造、鉄骨造については構造についての大まかな規準が示されるが、混合構造については、その章もなく全く規準が示されていない。このような事情の下に、日本コンクリート工学協会[JCI]の研究委員会に、主として建築系の会員からの要望研究テーマがあり、1989年3月に混合構造研究委員会が設置された。本研究委員会は1992年3月に終了したわけであるが、最終年の1991年12月3日に日本都市センターにおいて、委員会の研究成果をもとに、JCI主催で「混合構造の力学的挙動と設計、施工に関するシンポジウム」を開催した。シンポジウムに当たり「混合構造研究委員会報告書」、「混合構造の力学的挙動と設計、施工に関するシンポジウム論文集」が出版されているので、本研究委員会の成果の詳細についてはそちらを参照していただきたい。以下では上述の「混合構造研究委員会報告書」の内容を抄録的に紹介する。
PDFファイル名 014-03-0005.pdf


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