種別 | 工学論文 |
主題 | プレストレスを導入したプレキャスト中空SRC柱とRC梁接合部の力学特性の研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 栗原安男(三井建設) |
連名者1 | 跡部俊郎(三井建設) |
連名者2 | 能町純雄(日本大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 405 |
末尾ページ | 406 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 近年、海洋構造物は施設の沖合化、大型化に伴い施工環境の苛酷な大水深、軟弱地盤、高波浪下での工事が多くなってきている。このような施工条件下では、海上作業を極力短縮することが重要であり、部材のプレファブ化が進められている。海上工事のプレファブ化施工法の一つであるPBS工法(Piles & Blocks Structure Method)は、海中に打設した鋼管杭の外側にあらかじめ陸上で製作したプレキャストコンクリートブロック(以下プレキャストブロックと言う)を順次積み上げた後、PC鋼棒により縦方向にプレストレスを導入して一体化を図り、海中にラーメン構造体を形成するものである。従って、本工法の柱・梁接合部では梁部材の鉄筋と柱部材の鉄筋は連続しておらず、一般の柱・梁接合部とは異なった構造となっている。本研究では、この特殊な構造となっている接合部に対して、ラーメン構造体としての信頼性を確認する目的で加力実験を行い、その力学特性を把握した。 結論 加力実験を行った結果をまとめると以下のようになる。1)水平載荷による梁の変位は、梁と柱の接合部を含む架構の変形要因を適切に考慮することにより、実験結果を比較的よく再現することができる。2)本実験では、接合部のせん断破壊、主筋の付着劣化および梁の過大な変位は生じなかった。この範囲において、本構造の柱・梁接合部は部材端の応力を確実に伝達しており、ラーメン構造の接合部として機能している。 |
PDFファイル名 | 014-05-2070.pdf |