種別 | 論文 |
主題 | 表面形状を改善した砕砂を用いたコンクリートの性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 池田正志(群馬大学) |
連名者1 | 大河原行省(ナカヤ実業) |
連名者2 | 辻幸和(群馬大学) |
連名者3 | 田澤栄一(広島大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 251 |
末尾ページ | 256 |
年度 | 1993 |
要旨 | まえがき コンクリート用骨材のうち細骨材についても、砕砂の占める割合が増加している地域が多くなっている。これは、川砂だけでなく海砂も採取の規制が厳しくなってきたことが一因と考えられる。砕砂は、その製造方法により程度は異なるものの、砕石と同様にその角ばり等の表面形状により、一般にコンクリートの所要の単位水量が多くなる欠点を有している。表面形状の改質が要請されているのである。本文では、玉石をドラム内に投入して回転させているドラムの中へ、砕砂と水を投入して砕砂の表面形状を改質処理した砕砂の品質を、コンクリートにより確認した実験結果をまず報告するものである。また、改質した砕砂自体の品質を評価するために、遠心力による表面吸着水率の概念を提案するものである。 まとめ 河川で川砂が生成される過程を模凝した媒体石を含む回転中のドラムの内に砕砂と水を投入して表面形状を改質した砕砂の品質とこれを用いたコンクリートの性状を実験的に検討した結果を報告した。本研究より、次のことがいえる。1)改質処理をした砕砂を用いると、コンクリートのスランプが大幅に改善される。2)改質処理作業を連続して行っても、安定した高品質砕砂を製造できることが、コンクリートのスランプ試験より示された。3)改質処理による所要の単位水量の減少程度を、JISによる細骨材の物理的性質からは説明することは困難である.遠心力による表面吸着水率は、単位水量の減少程度を説明するために有力な概念と考えられる。 |
PDFファイル名 | 015-01-1041.pdf |