種別 論文
主題 石膏系及びカルシウムアルミネート系混和材を用いた超早強コンクリートの性質
副題
筆頭著者 寺崎聖一(電気化学工業)
連名者1 大塚哲雄(電気化学工業)
連名者2 三原敏夫(電気化学工業)
連名者3 小菅啓一(電気化学工業)
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
1
先頭ページ 309
末尾ページ 314
年度 1993
要旨 はじめに
早期においてコンクリートの所定強度を確保することは、土木・建築工事の工期の短縮や大型補修工事の増加への対応と関連して重要である。補修工事を中心に超速硬セメントコンクリートが実用されているが、通常のコンクリートプラントでの製造が難しく、大量施工が困難とされている。これらの欠点を改良することを目的として、筆者らはエトリンガイト生成を利用し材齢1日で300kgf/cm2程度の強度を確保可能な、しかも特殊なコンクリート製造装置を必要としない無水石膏系とカルシウムアルミネート系の2種類の混和材を開発し、それらの作用機構等について報告している。本論文では、上記2種類の混和材を混和したコンクリートの基礎的性状を明らかにするとともに、道路舗装や機械基礎補修工事への適用を目的に生コンプラントでの製造と施工試験を実施した結果について報告する。
結論
エトリンガイトの生成により超早強性を発現する2種類の混和材を用いたコンクリートの性状を、室内実験および施工試験により検討した結果、特殊な製造方法を用いることなく、早期強度発現性を有する超早強コンクリートが得られることが明かとなった。特に、D-2コンクリートは5℃の養生温度においても20℃の場合と同様の1日強度を発現し、低温時の早期強度発現性に優れていることが明かとなった。また、これらの混和材を混和したコンクリートの長さ変化や凍結融解抵抗性などは、通常のコンクリートとほぼ同様の性質を示すことが明かとなった。さらには、施工試験の結果、生コンプラントでの製造が可能であり、圧縮強度の発現性も室内試験とほぼ同様の傾向が得られ、超早強コンクリートの実用化が可能であることが明かとなった。
PDFファイル名 015-01-1051.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る