種別 | 論文 |
主題 | フレッシュコンクリートのスランピング試験に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 黒川善幸(名古屋大学) |
連名者1 | 谷川恭雄(名古屋大学) |
連名者2 | 森博嗣(名古屋大学) |
連名者3 | 小村理恵(名古屋大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 351 |
末尾ページ | 356 |
年度 | 1993 |
要旨 | まえがき 近年、多種多様な性質のフレッシュコンクリートが実用されるにようになり、その性状をレオロジーに基づいて正確に把握・評価する技術の開発が重要視されている。筆者らは既に、フレッシュコンクリートのコンシステンシー評価手法として、スランプ試験を拡張したスランピング試験を行い、降伏値をスランプ値から、塑性粘度をコンクリート上面の降下量−時間曲線(スランピング曲線)からそれぞれ推定する方法を提案した。この推定法の基礎となる理論は、多くの仮定・近似が含まれており、実用化に向けて、より詳細な検討が必要であり、本報では、スランピング中の試料の形状に関する仮定について再検討した。また、スランピング試験には多少大がかりな測定装置が必要となるため、現場における品質管理手法として手軽な方法とはいえない。さらに、最近開発された高流動コンクリートに対して、スランプ試験時に試料の広がり(スランプフロー)を管理指標として用いるケースが多くなってきている。そこで、本研究では、スランプフローの時刻変化曲線(スランプフローイング曲線)から粘性を推定する方法についても併せて検討を行った。 まとめ 本報では、スランピング試験時のコンクリートの流動形状が、スランピング曲線およびスランプフローイング曲線に与える影響について考察した。今後も、理論上の仮定・近似について詳細な考察を行い、スランプ試験のレオロジー試験としての利用方法を検討したい。なお、本報では国際単位系(SI)を用いた(1Pa=0.0102gf/cm2、1Pa・s=10poises)。 |
PDFファイル名 | 015-01-1058.pdf |