種別 | 論文 |
主題 | 場所打ちRC杭の強度に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 波辺忠朋(鉄道総合技術研究所) |
連名者1 | 村田修(鉄道総合技術研究所) |
連名者2 | 谷口善則(鉄道総合技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 477 |
末尾ページ | 482 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 場所打ちRC杭の力学的特性は、気中で施工される一般的なコンクリートに比べて力学的特性等が劣るとして一般的なコンクリートに対する値を低減して許容応力度として用いている。これは、場所打ちRC杭のコンクリートは気中で施工される一般的なコンクリートと比べてコンクリートの打込み条件、不純物混入の可能性および締囲め・養生条件等が異なることに対する配慮であるが、それらの影響については十分に定量的にされていないのが現状である。そこで、場所打ちRC杭の合理的設計法を検討するために上記に示した施工状況が与える影響を、コンクリートの圧縮強度および静的弾性係数等の特性とせん断耐力に着目して実験的に検討することにした。以下に、実験概要とその考察を述べる。 まとめ 本実験により明らかになったことをまとめて以下に示す。・施工条件の違いによりコンクリートの圧縮強度、静的弾性係数および単位容積質量は異なり概ね気中、水中、泥水中の順に各特性は低下する傾向にある。・ベントナイト泥水中で施工された供試体の場合、気中および水中で施工された場合に比べてせん断耐力は概ね30%程度低下する。・気中および水中で施工された場合のせん断耐力は、既往のせん断耐力算定式で概ね評価することができる結果となった。しかし、ベントナイト泥水中で施工された場合のせん断耐力は既往のせん断耐力算定式を用いた場合過大評価となる。これは、コンクリートの引張強度の低下が1つの要因であると考えられる。 |
PDFファイル名 | 015-01-1079.pdf |