種別 | 論文 |
主題 | 透水コンクリートの透水・透湿・吸音特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 松尾伸二(ショーボンド建設) |
連名者1 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者2 | 清水敬二(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 江本佑橘(大木建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 525 |
末尾ページ | 530 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 道路の排水、水路水の土中への浸透、微生物の棲息による海洋浄化等の目的で、透水性を有するコンクリートが開発され、コンクリートの多機能化が注目されている。これまでの透水性コンクリートは、細骨材を用いないで、粗骨材をセメントペーストで固めた、いわゆるまぶしコンクリートであるが、筆者らはそれとは逆に細骨材を用いることを主とし、起泡剤によりコンクリート中に連続空隙を発生させる透水性コンクリートを開発してきた。このコンクリートは、軽量であること、空隙径が細かいこと等から、透水性を目的とする使用の他に、湿度調整や吸音効果を目的とする用途への適用も考えられる。そこで、本研究では透水性コンクリートの製造過程による空隙形成への影響を検討する他に、このコンクリートの透湿性状や吸音特性を検討することを目的とした。 まとめ 透水コンクリートの機能性に関して、透水、透湿および吸音性試験を実施し検討した結果、以下の結論が得られた。(1)本コンクリートの透水性は、基本的には連続空隙率に支配されるが、骨材の混入による空隙の径や経路にも影響される。(2)透水コンクリートの透湿性状および吸音特性も、連続空隙率に相関性があり、さらに吸音特性は供試体厚さの影響を受けることが認められた。 |
PDFファイル名 | 015-01-1087.pdf |