種別 | 論文 |
主題 | 異なる拘束下に生じる静的破砕剤の膨張エネルギーの評価 |
副題 | |
筆頭著者 | 羽根田寛(群馬大学) |
連名者1 | 辻幸和(群馬大学) |
連名者2 | 花田光雄(吉澤石灰工業) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 561 |
末尾ページ | 566 |
年度 | 1993 |
要旨 | まえがき 市街地および火薬の使用が制限されている場所でのコンクリート構造物の解体や岩盤の掘削等の工事において、静的破砕剤は、火薬に比較して安全でありかつ無騒音、無振動であるなどの点が高く評価され、幅広く使用されてきた。しかし、この静的破砕剤の膨張圧の発現機構に関しては諸説があり、未だ確立していない。本研究では、異なる拘束下として、鋼管の厚さおよび配置方法を大幅に変化した拘束状態における静的破砕剤の膨張エネルギーの評価方法を提案し、各方向に生じる静的破砕剤の膨張エネルギーと拘束状態との関係を実験的に検討したものである。 まとめ 本研究では、異なる拘束状態における静的破砕剤の膨張ひずみ、膨張圧、および静的破砕剤の単位体積当たりの膨張エネルギーの性状を述べた。本研究の範囲内で次のことがいえる。(1)静的破砕剤の膨張圧は、拘束鋼材比の増加にともない直線的に増加する。(2)輪切り鋼管において半径方向には、拘束鋼材比に関係なく同程度の膨張圧が生しる。(3)輪切り鋼管においてPC鋼棒による軸方向の膨張圧は、拘束鋼材比の増加にともない直線的に減少する。(4)輪切り鋼管において半径方向及び軸方向の静的破砕剤の膨張エネルギーは、拘束鋼材比が増加するにともない減少する。 |
PDFファイル名 | 015-01-1093.pdf |