種別 | 論文 |
主題 | コンクリート表面化粧の修景イメージ効果 |
副題 | |
筆頭著者 | 高科豊(神戸市立工業高等専門学校) |
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連名者2 | |
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キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 795 |
末尾ページ | 800 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 近年、コンクリート構造物への景観的アプローチとして、さまざまなデザインの可能性がある。また、今後、住民参加型の街づくりが期待されるなど、生活環境の中のコンクリート構造物の景観配慮の重要性は不可欠である。そこで、本研究は、形容詞対尺度を用いたSD評価法により、コンクリート擁壁の表面化粧の代替案の修景イメージ効果を算定し、景観検討の基礎資料を作成するとともに、コンクリート構造物への本手法の適用の可能性を検討することを目的とする。 まとめ SD評価法により、コンクリート擁壁の表面化粧のイメージ効果を算定し、以下の結論を得た。(1)コンクリート擁壁の裏面化粧法のイメージ評価を行う因子として、アメニティ強調性因子、環境形態性因子、柔軟性因子の3つの共通因子が解釈された。(2)今回検討した表面化粧法のもたらすイメージ効果は、アメニティ強調性因子や柔軟性因子に寄与する場合が多く、環境形態性因子を考慮する場合は、被験者の視点を十分検討する必要がある。(3)柔軟性因子においては、素材のみの選択ではなく、その空間形成に十分適合する表面化粧法を選択する必要がある。以上のことから、本手法のコンクリート景観評価への適用は、その可能性を十分もつものと考える。今後、コンクリート景観データと事例の蓄積により、コンクリート構造物の提供者側が事前に十分なデザイン誘導をアドバイスできるシステム構築が必要と考える。 |
PDFファイル名 | 015-01-1133.pdf |