種別 | 論文 |
主題 | 寒冷地の既設コンクリート橋梁の劣化度調査 |
副題 | |
筆頭著者 | 近藤純司(東日本旅客鉄道) |
連名者1 | 輿石逸樹(東日本旅客鉄道) |
連名者2 | 斉藤啓一(東日本旅客鉄道) |
連名者3 | 米内昭夫(東日本旅客鉄道) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 881 |
末尾ページ | 886 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに コンクリート構造物の劣化現象については、これまで様々な研究がなされている。また、実土木構造物の劣化に関する調査についても、色々な報告がなされている。寒冷地における調査はあまり多くはないが、道路構造物については藤原らの研究が、鉄道構造物については斉藤らの研究がある。今回、東北地方北部の約130km区間の鉄道既設コンクリート橋梁構造物の劣化について、調査を行ったので、その結果を報告する。 まとめ 今回の調査によって得られた主な結果を以下に述べる。(1)東北地方北部の寒冷地におけるコンクリート橋梁構造物の大部分は、施工時の状態に近く、健全な状態を保っていた。(2)山岳地帯で標高が高く、東側の斜面となっている区間(A区間)で、劣化が進んでいる橋梁が集中して存在していた。(3)A区間で劣化が進んでいるのは、桁幅が10mを越える、図-3に示すような橋梁上に盛土が構築されている橋梁に集中していた。また、原因は凍害による劣化であった。(4)コンクリートの中性化深さは、約90年経過した橋梁で、おおむね15mm以下であった。(5)コンクリート強度は、経年による大きな低下は認められない。 |
PDFファイル名 | 015-01-1148.pdf |