種別 | 論文 |
主題 | 急硬性コンクリートの施工方法に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 谷口裕史(間組) |
連名者1 | 安達徑治(日本建設機械化協会) |
連名者2 | 松島博之(大林組) |
連名者3 | 水野征四郎(日本国土開発) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1073 |
末尾ページ | 1078 |
年度 | 1993 |
要旨 | まえがき 都市部のトンネル工事においては、地表面の構造物を防護する上で、地表面の沈下防止や切羽の安定を図ることが重要な課題であり、切羽掘削に先立ち切羽前方の防護工を事前に施工する先受け工法が注目を浴びている。筆者らは、急硬性コンクリートを適用した先受け工法の確立を目指し種々の検討を実施している。本論文では、急硬性コンクリートにおける液体急結剤の混合方法の検討結果およびスリットを模擬した大型型枠内への充填実験結果について報告する。 まとめ 本研究では、急硬性コンクリートを用いた先受け工法を確立することを目的として、急硬性コンクリートの施工方法に関する実験的検討を行った結果、以下のことが明らかとなった。(1)液体急結剤の混合は、WJ(ノズル回転数500rpm、ジェット圧700kgf/cm2)とロッド型混合装置を併用した場合が最も効果的である。(2)今回適用した急硬性コンクリートの場合、コンクリートの充填位置を模擬スリットの中央とし、スリット長を3m程度以下にすることにより、切削スリット内にコンクリートを十分に充填することが可能である。(3)コンクリートの打設管理として、コンクリートの管内圧およびカッター圧の測定が有効である。(4)本システムで液体急結剤を混合した急硬性コンクリートの材令4時間強度は、ミキサを使用して液体急結剤を完全に混合した場合の80〜90%程度となる。以上のことを考慮することにより、今回検討した先受け工法に急硬性コンクリートを適用できることが明らかとなった。 |
PDFファイル名 | 015-01-1181.pdf |