種別 | 論文 |
主題 | 若材令壁状コンクリート構造物の飽和透水性材料としての温度応力解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 石川靖晃(名古屋大学大学院) |
連名者1 | 大下英吉(広島大学) |
連名者2 | 田辺忠顕(名古屋大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1137 |
末尾ページ | 1142 |
年度 | 1993 |
要旨 | 序論 若材令コンクリートの挙動は温度応力の研究の進展と共に、一層注目をあびるようになってきており、クリープ現象、ヤング率変化など時間依存性挙動をいかに的確に把握するか、そしてそれを温度応力解析に生かすか今後の大きな問題となってきた。若材令コンクリートは含水比がかなり大きいため、間隙水の移動が若材令時のクリープ現象等にかなり影響を及ぼすと思われる。そのため著者らは若材令コンクリートを3相透水性材料としてモデル化し、その挙動の解明を行ってきた。本研究では実際に若材令コンクリートの間隙水流出実験を行って、モデルの正当性を確かめると共に、同モデルを実際のマスコンクリートに適用して数値実験を行い、温度応力挙動を検討した。 結論 若材令コンクリートにおける間隙水流出実験の結果、若材令コンクリートの3相透水モデルの妥当性がある程度得られたが、数量的検討が不十分であり、さらに検討を続けたい。また、そのモデルをマスコンクリートに適用した結果、数値解析的に、仮に材料がかなりな非線形材料であっても、長手方向に関しては構造物端部を除き平面保持の仮定が成り立つことが示された。ひびわれに影響を及ぼす間隙水圧、有効応力に関しては、その影響があり得る示唆がみられたがこれも今後検討を続けたい。 |
PDFファイル名 | 015-01-1193.pdf |