種別 | 論文 |
主題 | 表面振動機による締固めエネルギーとコンクリートの充填率に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 上野敦(東京都立大学) |
連名者1 | 國府勝郎(東京都立大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1185 |
末尾ページ | 1188 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに これまで筆者らは、転圧コンクリート舗装(以下、RCCP)を対象に、締固めの進行にともなう締固め層内の振動応答挙動の検討を行ってきた。表面振動機による超硬練りコンクリートの締固めには、振動機の起振力と自重との大小関係によって振動締固めと突固めの異なった状態があることを指摘した。すなわち、起振力が自重よりも小さい場合、振動機は試料上を離れずに振動締固めを行い、起振力が自重より大きい場合、振動機は試料上で跳躍して突固めを行うのである。ただし、締固め開始直後やコンクリートが軟らかい場合は、振動締固めの状態が卓越する。本文は、RCCPを対象とし、表面振動機で締固めを行う際の、層内の締固めエネルギーの評価を目的とした室内試験について述べたものである。具体的には、表面振動機を用いた場合の突固め状態での実測応答加速度から試料の受ける締固めエネルギーを計算し、別途行った締固め性試験結果と比較し、締固めエネルギーと充填率の関係について検討したものである。 まとめ 以上の検討によって、超硬練りコンクリートを表面振動機で締固める際の締固めエネルギーと充填率との関係は、締固め性試験によって推定が可能であることがわかった。すなわち、振動締固め状態でのエネルギーと突固め状態のエネルギーがほぼ統一的に評価できるのである。今後、さらに締固めエネルギーの評価方法の検討を進めるとともに、応答加速度の締固め層内での減衰のメカニズムを検討し、エネルギー分布の推定を行えば、充填率分布の推定が可能になると思われる。 |
PDFファイル名 | 015-01-1201.pdf |