種別 | 論文 |
主題 | 弧長法による軟化特性を有するコンクリート部材の非線形挙動解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 岩渕一夫(フジタ) |
連名者1 | 自井伸明(日本大学) |
連名者2 | 佐藤稔雄(日本大学) |
連名者3 | 森泉和人(東電設計) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 93 |
末尾ページ | 98 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに コンクリート材料の特徴は、破壊(ひび割れ)がある有限な領域に局所的に集中して起こり、破壊領域の変位(開口)の増大に伴って抵抗が徐々に低下する“軟化特性”を有することである。このため、ひび割れを分布モデルにより考慮した有限要素法(FEM)解析では、要素寸法に依存する結果が得られたり、誤った破壊モードが予測される場合がある。また、荷重あるいは変位制御によるNewton系の求解法では、スナップバックなどの不安定現象をとらえることができず、軟化挙動の解析に適したロバストな求解法が求められている。本研究では、破壊力学および弧長法を組み込んだ新たなFEM解析法の考え方およびモデルを示し、その有効性を検討するとともに、曲げ強度の寸法効果について検討する。 むすび 本研究では、破壊力学および弧長法を組み込んだFEM解析法を開発し検討した結果、次のことが判った。(1)圧縮強度の違いや要素寸法の影響を考慮した修正マイクロプレーンモデルを用いた連続体モデルは一軸引張を受けるコンクリートの軟化挙動を適切に表現できる。(2)接線剛性マトリックス[KT]を用いて導かれる固有値問題を解くことにより、破壊モードの推定が概ね可能である。(3)不連続体モデルにより無筋コンクリート梁の曲げ強度の寸法効果について検討した結果、ひずみ勾配が大きな要因であることが判った。 |
PDFファイル名 | 015-01-2015.pdf |