種別 | 論文 |
主題 | RC造平面骨組の柱梁接合部における入力せん断力の動的効果 |
副題 | |
筆頭著者 | 余辛(東京大学大学院) |
連名者1 | 小谷俊介(東京大学) |
連名者2 | 青山博之(日本大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 105 |
末尾ページ | 110 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 日本建築学会刊行の「鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計指針・同解説」(以下指針)では、梁降伏型のRC造フレーム構造の柱梁接合部に入力するせん断力は、梁主筋降伏時の接合部面における上端引張力と反対面における下端引張力の和から柱せん断力を差し引いて求める。ところが、柱せん断力は入力地震動の時刻とともに変動する。特に高層建物では高次モードによる動的効果のため、柱せん断力の変動が柱梁接合部の入力せん断力に対してどの程度影響するかを調べることが必要になる。そこで、本研究は、12階のRC造純ラーメン構造物を対象として、柱梁接合部の入カせん断力に及ぼす高次モードによる動的効果について検討した。 まとめ 試設計12階RC造純ラーメン高層建物を対象に、二つの地震動に対する応答解析を行い、柱せん断カVcと接合部に入力するせん断力Vjに及ぼす動的効果の影響を調べた結果から、以下のことがわかった。(1)高次モードによる動的効果の影響は、柱せん断力Vcについては外柱で影響が大きく、内柱では影響が少ない。しかし、接合部に入力するせん断力Vjとしては、どちらの場合も影響は小さい。(2)接合部の入力せん断力は、応答解析の動的効果による柱せん断力が増加する傾同のため、動的効果を考慮しない場合に対して小さくなる。従って、指針に示される接合部の入力せん断力の算定式は動的効果により更に安全側評価となる。 |
PDFファイル名 | 015-01-2017.pdf |