種別 | 論文 |
主題 | RCはりのせん断破壊性状に及ぼすダボ作用と付着作用の影響に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 伊部創一(三谷商事) |
連名者1 | 小林克己(福井大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 135 |
末尾ページ | 140 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート部材のせん断破壊機構はさまざまな因子の影響を受けるため複雑であり、まだ不明な点が多い。その要因の一つである鉄筋とコンクリートとの付着性状が復元力特性や破壊性状に大きな影響を及ぼすと考えられ、付着性状を単純化して表現したトラスモデルを用いて解析を行った。本研究においては、せん断補強筋の降伏、ダボ作用などによる付着性状の劣化を考慮できるなど、より実状に近い解析モデルで付着性状の部材全体に及ぼす影響について解析を行った。また、実際に主筋の付着性状を変化させて実験を行った。 まとめ 本実験は付着性状、特に主筋に沿うひびわれが開口した後の付着劣化状態の付着性状を変化させた場合にせん断破壊性状に与える影響を検討する目的でせん断実験を行った。付着劣化状態の付着性状だけを変化させることは非常に困難であるため、本実験においては、異形鉄筋の横ふし間を樹脂系接着剤で埋めることにより、初期付着剛性、付着劣化時剛性を変化させることとした。また、修正したトラスモデルによる解析において、初期付着剛性の影響は余り大きくないが、付着劣化時剛性のせん断破壊性状に与える影響は大きいという結果が求められたが、これは実験結果と比較的一致しており、解析方法は付着性状の影響を考慮できることが示された。 |
PDFファイル名 | 015-01-2022.pdf |