種別 論文
主題 高強度太径鉄筋を用いたはり主筋定着法に関する実験研究
副題
筆頭著者 張愛陣(鹿島建設)
連名者1 別所佐登志(鹿島建設)
連名者2 加藤友康(鹿島建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 147
末尾ページ 152
年度 1993
要旨 はじめに
本研究は、超高層RC造建物の外柱はり骨組のはり主筋を柱はり接合部内で定着する場合を想定し、高強度太径鉄筋D41(SD490)と高強度コンクリート(Fc600kgf/cm2及びFc360kgf/cm2)を組み合わせた場合におけるはり主筋の接合部からの引抜実験である。目的は、外柱はり接合部へのU型定着、L型定着及び定着板型定着によるはり主筋の定着性状を究明することである。
まとめ
U型試験体の定着破壊は、定着主筋のディテール及びコンクリート強度によって、破壊形式は違うと予想して、高強度太径鉄筋と高強度コンクートの組み合わせを対象に、はり主筋の引抜実験を行い以下の結論を得た。(1)Fc600、はり主筋[D41(SD490)]、折り曲げ直径R=6dの場合、直線部埋め込み長さが10d以上であれば、定着破壊はしない。しかし、折り曲げ直径R=3d、直線部埋め込み長さが10d以下であれば、定着破壊する恐れがある。(2)Fc360とはり主筋[D41(SD490)]の組み合わせで、折り曲げ直径R=6dの場合、直線部埋め込み長さを15d以上としなければ、定着破壊が起こる可能性がある。(3)Fc600において、定着板による定着の場合、直線部埋め込み長さが15d以上であれば、定着破壊はしない。(4)別所式及び藤井・森田式による最大耐力が共に降伏荷重より大きい場合、定着破壊はしない。(5)定着板による定着機構は、U型とL型の定着機構と異なり、今後の検討が必要である。今後、諸タイプの定着形式の定着機構をより明確に解明するため、非線形有限要素解析を行う予定である。
PDFファイル名 015-01-2024.pdf


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