種別 | 論文 |
主題 | RC柱梁接合部の内に定着される90°折曲げ筋の破壊モードと定着性能 |
副題 | |
筆頭著者 | 城攻(北海道大学) |
連名者1 | 後藤康明(北海道大学) |
連名者2 | 柴田拓二(北海道工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 159 |
末尾ページ | 164 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート造柱梁接合部の梁筋の定着には、外柱では90°折曲げ定着を用い、内柱では通し配筋を用いるのが一般的である。また、架構式プレキャスト鉄筋コンクリート造では、内柱にも90°折曲げ定着を併用することが多い。既往の研究等を参考にして、90°折曲げ定着の破壊モードを、側方割裂破壊、局部圧縮破壊、掻き出し破壊の3種に分類す。従来、提案されている90°折曲げ定着耐力式は、主として側方割裂破壊を対象としているもので、本研究では掻き出し破壊を対象とした定着耐力式を実験に基づいて提案するものである。 結論 90°折曲げ定着筋の柱梁接合部における掻き出し破壊定着耐力についてコンクリート強度、横補強筋比、水平投影定着長、側方被り厚、梁筋間隔等を変数として実験を行った結果、耐力はコンクリート強度の平方根に比例すること、横補強筋比の増大およびストラット角度の減少が耐カを高めること等が明かとなった。これらの結果を用いて想定した破壊線に対するコンクリートと横補強筋の負担抵抗成分の和として定着耐力式を導いた。今後は、横補強筋の挙動や他の影響要因を考慮して汎用的な耐力式を提案すると共に、荷重変形関係についても検討を加える予定である。 |
PDFファイル名 | 015-01-2026.pdf |