種別 | 論文 |
主題 | 組積造縦筋定着部の挙動に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 信澤宏由(前橋市立工業短期大学) |
連名者1 | 片桐太一(日本ドライブイット) |
連名者2 | 清水泰(東工大付属工業高校) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 171 |
末尾ページ | 176 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに コンクリート系壁体縦筋の定着は、一般には縦筋をコンクリート中に所定の長さ埋め込むように設計され、施工が行われている。しかしながら、この定着方法では耐震補強工事や増設工事等における新旧構造躯体どうしの接合は不可能であることが多い。また、各種メーソンリー構造の縦筋定着部の施工に関しては鉄筋位置確保等問題となる点が多いのが現状である。本研究は縦筋の定着方法にあと施工アンカーを利用し、更に必要に応じて縦筋を継ぐ事により、これらの問題点の解決を計る事を検討したものである。縦筋埋め込み方式や種々のあと施工アンカーを用いた、各種定着法によるコンクリート系壁体縦筋定着部の力学的挙動について、17体の試験体を用いて実験研究を行い、曲げ応力解析結果とこれらの実験結果との比較検討を行った。 まとめ 従来型の主筋定着方法は施工が困難で現場の実情に適さない場合も多く、施工精度の面で多くの問題点を抱えている。更に、ここで対象としているブロック造の帳壁や塀等に用いられる組積造部材の縦筋(主筋)は大きな引抜き力を受けることは少なく、大きな定着長さを必要としない場合が多い。本研究は縦筋の定着方法にあと施工アンカーを利用することでこれらの問題点の解決をはかることを検討したもので、縦筋埋め込み方式や種々のあと施工アンカーを用いた各種定着法によるコンクリート系壁体縦筋の力学的挙動について実験研究を行い、曲げ応力解析精果とこれらの実験結果との比較検討を行ったものである。本研究の結果から判断すると、あと施工アンカーを縦筋定着に利用する方法には多少の改良を施すことが必要であると思われる。 |
PDFファイル名 | 015-01-2028.pdf |