種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート造有孔梁のせん断耐力評価式に関する検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 清水泰(東工大付属工業高校) |
連名者1 | 李正浩柵(東京テクニカルカレッジ) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 311 |
末尾ページ | 316 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート造梁に開孔を設ける際のせん断補強方法としては、現在までに多種多様なものが提案されている。特に、簡易補強材を用いた開孔部補強方法は、現在、様々なものが氾濫しており、多くの製品が市販され建設現場で使用されている。これらの補強方法は施工性の改善、施工管理の容易さ、工場生産品の使用による品質の向上、特殊技能者の不足解消等と言った利点があるため一般には歓迎され利用されているが、中には、耐震性能上好ましくないと考えられる補強方法も見られる。また、各種の補強を施した鉄筋コンクリート造有孔梁の耐震性能に関しては古く。から多くの実験研究が行われており多数の資料が蓄積されて来ている。資金では解析的な研究や総合的な研究も行われており有孔梁のせん断耐力の推定式も数種類の算定式が提案されている。本論文は上記の現状を考慮したもので、最近行われた簡易せん断補強材を用いて円形開孔を補強した55体の鉄筋コンクリート造有孔梁の実験結果を収集、整理し、各構造因子のせん断耐力に及ぼす影響を統計的に調査、分析し、既往のせん断耐力推定式の信頼性に関して検討を加えた結果をまとめたものである。 まとめ 簡易補強材を用いて補強した鉄筋コンクリート造有孔梁のせん断耐力を中心に、実験値と計算値とを比較検討し、算定式の適合性に関して種々検討した結果、広沢式を目安にして開発された補強材を用いた有孔梁の補強方法は、補強が手薄となっているものがあり、この点を十分に考慮しないと、必ずしも広沢式で安全側の値が得られない場合があることがわかった。 |
PDFファイル名 | 015-01-2052.pdf |