| 種別 | 論文 |
| 主題 | 高強度コンクリートを用いたRC部材の復元力特性に関する研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 永井覚（鹿島建設） |
| 連名者1 | 小谷俊介（東京大学） |
| 連名者2 | 青山博之（日本大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 15 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 389 |
| 末尾ページ | 394 |
| 年度 | 1993 |
| 要旨 | はじめに 高強度コンクリートを使用した柱及び梁部材の復元力特性に関する諸問題の中で、筆者等は、弾塑性地震応答解析に必要となる復元力特性の問題を取り挙げ、図-1に示す様に、実験から得られた部材の復元力を、吸収エネルギー量を等価とする様にモデル化を行なう「等価復元力特性」の概念を用いて、圧縮降伏するような場合も含めた降伏点の算定方法を提案し、検討を行なってきた。本研究では、特に高強度材料を用いた場合に既往算定式の適用が困難であると指摘した降伏変形、及び未検討項目である曲げ耐力について検討を行なう。 まとめ (1)等価復元力特牲における等価降伏点は、引張降伏する梁では内側引張主筋の降伏時に対応する。また、柱部材に於ける圧縮主筋の降伏は、部材としての降伏現象に影響しない。(2)理論式から得られる等価降伏変形算定法は、特に引張降伏で決まる場合には、等価降伏変形を過小評価する。一方、コンクリート圧壊により決まる場合にはばらつきは大きいが、平均的に降伏変形を推定できる。(3)理論式から得られる各変形成分について回帰分析を行ない、回帰式を得た。その結果、特に梁の引張降伏する部材は、計算値の±30%内に、全試験体の約90%の試験体が含まれる精度で、降伏変形を推定できる。(4)等価曲げ耐力は、AC1規準に示されるコンクリートブロックを用いれば、梁および軸力比が0.5程度以下であれば推定可能であるが、軸力比が0.5程度以上では、過小評価となる。 |
| PDFファイル名 | 015-01-2065.pdf |