種別 | 論文 |
主題 | 高強度せん断補強筋と高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート柱のせん断破壊性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 井上章男(大阪工業大学大学院) |
連名者1 | 西村泰志(大阪工業大学) |
連名者2 | 倉本洋(横浜国立大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 467 |
末尾ページ | 472 |
年度 | 1993 |
要旨 | 序 本研究は、降伏応力度が13000kgf/cm2の高強度せん断補強筋および圧縮強度がFc=600kgf/cm2のコンクリートを用いた鉄筋コンクリート柱のせん断破壊性状を実験的に検討したものである。本論では破壊モード、履歴曲線、主筋およびせん断補強筋の応力分布、斜張力ひび割れ耐力および終局せん断耐力について検討し、更に、既往の終局せん断耐力式の適合性について検証する。 結論 (1)pw・wσyが大きいほど最大耐力は大きくなる傾向が認められるが、その増加率はpw・wσyの増加に対して小きい。pw・wσyが大きくなるほど最大耐力以後の耐力低下率が小きく、変形能力も大きくなる。また、pw・wσyが同じであっても、外周スパイラル筋のみのものに対し、囲型に配筋されたものは磁力および変形能力とも大きくなる。(2)せん断補強筋の応力度は、せん断補強筋比によって異なるが、降伏引張応力度の40〜80%程度であり、いずれの試験体も降伏しない。(3)実験から求められる終局せん断耐力は、付着割裂強度式によって求められる耐力と、ほぼ等しい繕果となっている。しかしながら、破壊状況を考慮すれば、これらの耐力評価の妥当性については、更に検討の余地が残されているものと考えられる。 |
PDFファイル名 | 015-01-2078.pdf |