種別 論文
主題 正方形鋼管と直線型帯筋で二重に横拘束したコンクリートの圧縮性状に関する実験的研究
副題
筆頭著者 山川哲雄(琉球大学)
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キーワード
15
2
先頭ページ 537
末尾ページ 542
年度 1993
要旨
著者は正方形鋼管と直線型帯筋で二重に横補強したコンクリートの圧縮性状に関する実験を行い、これらの実験結果を直線型横補強材により横拘束されたコンファインドコンクリートに関する既存の圧縮強度式や、応カ-ひずみ曲線式に基づく計算結果と比較検討した。その結果、鋼管と帯筋で二重に横補強したコンクリートの圧縮強度に関して、横拘束効果を考慮した鋼管と帯筋による単純累加強度がほぼ成立することを明らかにした。その中で、帯筋に含まれる中子筋が横補強材としての横拘束効果を、最も有効に発揮していることがわかった。さらに、同じ横補強材量であれば鋼管と帯筋で二重に横補強した方が鋼管のみより、圧縮強度もねばりも改善されることが計算より推定された。したがって、本研究では中子筋の横拘束効果や、計算より推定された上記の結果を、さらに実験的に検証することが主なる研究目的である。
結論
1)同じ横補強鋼材量であれば、鋼管と帯筋で二重に横補強した方が、鋼管のみより圧縮強度もねばりも、ともにより向上することが、実験及び計算より明らかになった。2)鋼管と帯筋で二重に横補強する場合、同じ横補強鋼材量であれば帯筋を中子筋のみで配筋した方が、強度とじん性がやや改善される傾向にあるようである。3)横補強材を用いたコンファインドコンクリートの圧縮強度を推定するには、崎野・孫式の方がMander・松村式よりやや精度がよい。
PDFファイル名 015-01-2090.pdf


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