種別 論文
主題 水平打ち継ぎを有するRC梁部材の曲げせん断性状に関する実験的研究
副題
筆頭著者 中野克彦(東京理科大学)
連名者1 松崎育弘(東京理科大学)
連名者2 井手文雄(東京理科大学大学院)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 641
末尾ページ 646
年度 1993
要旨 はじめに
断面内に水平打ち継ぎを有するRC造合成部材(ハーフPCa部材)では、その打ち継ぎ部が部材性状に及ぼす影響を把握することが重要である。本研究は、水平打ち継ぎ(滑り面)を有するRC梁部材の曲げせん断実験を行い、水平打ち継ぎ部およびせん断補強筋が梁部材の曲げ降伏耐力、変形性状に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
まとめ
本実験で得られた結果を以下に示す。1)水平打ち継ぎを有する梁の曲げせん断性状は、打ち継ぎ面においてずれを生じることにより、一体打ち試験体とは明らかに異なった性状を示す。2)pw=0.32〜0.80%の範囲でじん性実験を行ったが、最も大きいpw=0.80%の試験体においても水平ずれは生じた。水平ずれは曲げひび割れ直後の早い段階から生じ、ずれが生じることにより、ひび割れ発生後の剛性が低下し、繰り返しにより水平ずれ量が増長した。3)打ち継ぎ面上部の圧縮域鉄筋が引張に働いていることにより、全断面有効に働かず、曲げ降伏耐力及び最大耐力は一体打ち試験体に比較して減少したが、せん断補強筋の打ち継ぎ面におけるダボ効果により、pwが大きくなる程耐力は増加した。
PDFファイル名 015-01-2108.pdf


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