種別 | 論文 |
主題 | 高強度鉄筋コンクリートはりのひびわれ発生後の曲げ剛性 |
副題 | |
筆頭著者 | 滝本和志(清水建設) |
連名者1 | 大内一(大林組) |
連名者2 | 峯岸孝二(東京ガス) |
連名者3 | 塩屋俊幸(清水建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 737 |
末尾ページ | 782 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 温度勾配を受ける鉄筋コンクリート部材の設計においては、ひびわれの発生及びクリープを考慮し、曲げ剛性を低減させて温度応力を算定している。本研究は、材料強度と試験体温度をパラメータにした鉄筋コンクリートはりの曲げ実験結果に基づき、設計基準強度600kgf/cm2の高強度コンクリート及び高強度鉄筋(SD490)を用いた場合に、ひびわれ発生に伴って曲げ剛性がどのように変化するのかを明らかにし、温度荷重が支配的な部材の設計をより合理的、経済的に行えるよう検討したものである。 まとめ 高強度コンクリート及び高強度鉄筋を用いた鉄筋コンクリートはりの曲げ実験を実施し、曲げ剛性に注目して検討した緒果以下のような知見を得た。(1)剛性残存率はひびわれ発生後急激に低下し、鉄筋降伏時点では初期剛性のほぼ20%程度まで低下する。(2)今回の実験の範囲内においては、剛性残存率は主筋降伏以降、材料強度や試験体温度の影響はほとんど受けていない。(3)温度応力の算定において、高強度コンクリート及び高強度鉄筋を用いた場合もひびわれ発生を考慮して曲げ剛性を低減して計算してよいものと考えられる。 |
PDFファイル名 | 015-01-2124.pdf |