| 種別 | 論文 |
| 主題 | FRPロッドで補強したコンクリートはりのせん断性状 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 金倉正三（間組） |
| 連名者1 | 丸山久一（長岡技術科学大学） |
| 連名者2 | 清水敬二（長岡技術科学大学） |
| 連名者3 | 中村裕剛（長岡技術科学大学） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 15 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 887 |
| 末尾ページ | 892 |
| 年度 | 1993 |
| 要旨 | はじめに 連続繊維補強材(以下FRPロッドと示す)は、腐食抵抗性が高いという利点から、鉄筋の代替え材料として着目され、種々の研究が行なわれてきている。既往の研究では、FRPロッドはその低剛性ゆえに、せん断耐力への寄与は十分でないとの報告もあるが、FRPロッドを主筋に用いたせん断補強筋のないコンクリートはりのせん断耐力についてさえ、充分定量的に把握されているとは言えず、それに、FRPロッドをスターラップとして用いた場合の評価方法はほとんど検討されていない。そこで、本研究では炭素繊維を用いた(CFRPロッド)を主筋およびせん断補強筋として用いた場合のコンクリートはりのせん断耐力におよぼす影響を検討するものである。 まとめ 本研究より得られた結果は次の通りである。1)スターラップのないはりのせん断耐力に及ほすCFRPロッド主筋の効果は既往の算定式において、鉄筋を主筋とした場合との引張剛性比による効果以上のものがある。その理由として、せん断破壊するまでの主筋の伸び変形が大きく、剛性比以上に軸力が導入されていることが考えられる。2)CFRPを主筋及びスターラップに用いたはりのせん断耐力については、スターラップの実応力及び実本数を用いて、既往のトラス理諭による算定式に適用すると、算定値が大きめに出る。 |
| PDFファイル名 | 015-01-2150.pdf |