種別 | 論文 |
主題 | 柱RC・梁Sで構成された混合構造接合部の耐震性能に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 飯塚信一(西松建設) |
連名者1 | 笠松照親(西松建設) |
連名者2 | 野口博(千葉大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1019 |
末尾ページ | 1024 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 近年、施工の合理性・経済性の観点から混合構造の開発が盛んに行われるようになってきた。柱をコンクリート系、梁を鉄骨系とする混合構造では、軸力をコンクリート系柱が受持ち、鉄骨梁により長スパンの空間を形成できる。さらには、施工方法を検討することで、一般の鉄筋コンクリート造に比べ工期短縮も図ることが出来る。そこで、筆者等が実験を行った柱RC・梁S混合構造接合部試験体の仕口形状を基本として、仕口形状をパラメータとした試験体を作製し、実験を行った。試験体の材料強度は、一般的に使用されている材料強度(Fc=240kgf/cm2、SD345、SS400)とした。本研究の目的は、仕口形状をパラメータとした柱RC・梁S接合部の応力伝達機構及び、仕口形状の違いが接合部のせん断終局強度等の耐震性能に与える影響を検討することである。 まとめ 柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造とした混合構造接合部の接合部仕口をパラメータとした実験を行った。実験結果から以下のことが言える。(1)試験体は、最大部材角R=1/2rad.時においても、荷重低下がほとんどない靭性に富むものであり、試験体の仕口形状は、接合都コンクリートの拘束に有効であった。(2)引張側接合部の中板と斜めスチフナのひずみ量は、中板と斜めスチフナの厚さを代えることで、降伏時期を制御できるが、接合部せん断強度への影響は見られなかった。(3)接合部せん断強度は、千葉大式のコンクリート項の係数を0.3σBとすると、中板ウェブのあるNo.2を除けば、ある程度実験値を評価でき、その接合部せん断強度の負担力がコンクリート圧縮ストラットと直交エンドプレートの和で評価できることがわかった。 |
PDFファイル名 | 015-01-2172.pdf |