種別 | 論文 |
主題 | T形RC橋脚における橋軸直角方向に地震力が作用したときの動的応答 |
副題 | |
筆頭著者 | 横井克則(徳島大学) |
連名者1 | 島弘(徳島大学) |
連名者2 | 水口裕之(徳島大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1101 |
末尾ページ | 1106 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 橋梁の耐震設計において、複雑な形状をした上部工はもちろん、下部工の橋脚においても特別な場合においては動的解析をしなければならないことがある。その1つとしで、T形橋脚などの2質点系では、地震力が橋軸直角方向に作用した場合と、橋軸方向に作用したときとでは異なる応答を示すことが考えられる。これは、橋軸直角方向に地震力が作用すると、ある振動数において、橋脚上端にモーメントを発生させるロッキング振動が生じるためである。もし、このロッキング振動によってRC橋脚の上部に大きなモーメントが発生すれば、震度法では可能性のある主筋の段落としが、危険な状態になる可能性がある。しかし、このようなロッキング振動を生じるときのRC橋脚の非線形領域における耐震性は、これまでの静的水平加力実験や、1質点系の動的実験では評価できない。そこで本研究では、振動台を用いた動的載荷実験を行い、橋軸直角方向に地震力を受けるT形RC橋脚におけるロッキング振動によって生じる回転モーメントが橋脚の応答に与える影響について調べた。 結論 T形RC橋脚の橋軸直角方向に地震力が作用したとき、ロッキング振動が発生し、これによって橋脚上端にも曲げモーメントが生じる。本実験では、降伏曲げモーメントの8割程度の曲げモーメントが橋脚上端に生じた。 |
PDFファイル名 | 015-01-2186.pdf |