種別 | 論文 |
主題 | プレキャスト・プレストレスト耐震壁の強度と変形 |
副題 | |
筆頭著者 | 望月洵(工学院大学) |
連名者1 | 小野里憲一(O.R.S事務所) |
連名者2 | 中村勝(工学院大学大学院) |
連名者3 | 倉持春夫(ドーピー建設工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1201 |
末尾ページ | 1206 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 筆者らは、さきにプレキャスト・プレストレストフレームにプレキャストパネルを組み込んだ耐震壁(以下、PCa・PC耐震壁)が十分な構造性能を有し、その最大強度がマクロモデルによる方法で評価できることを示したが、対象としたのは、最大強度に達するまでに滑りが生じていないものであった。一般には、このような条件は満されない。また、施工性と激震後の破壊したPCaパネルの取替えを考慮すると、PCaパネルを圧着接合するPC鋼棒のシースのグラウトはないのがよい。このような場合、接合目地に沿う滑りによって、最大強度と変形は大きく影響をうける。本研究は、施工性と激震後の修復を意図して、PCaパネルのシースヘのグラウトを省略したPCa・PC耐震壁について実験を行い、その破壊性状の把握、およびこれをもとに滑りを考慮した弾塑性解析のためのマクロモデルの構築を試みたものである。 結び 本研究では、PC・PCa耐震壁の実験を行い、その破壊性状から強度と変形の評価のために滑りを考慮したマクロモデルの構築を試みた。その結果は次のようにまとめられる。1)破壊性状と抵抗機構は、一体打ち耐震壁、およびPCaパネルのシースにグラウトした耐震壁と、大要、同じであるが、その強度と変形は滑りの発生によって影響をうける。2)滑り強度に関わるμ、λの値は(0.4、0.6)または(0.55、1/√3)が最適である。3)2)を用いたマクロモデルの弾塑性解析は、最大強度以降の力-変形関係をも、大略、捉えている。 |
PDFファイル名 | 015-01-2203.pdf |