種別 | 論文 |
主題 | プレキャスト造連層耐震壁の鉛直接合部の設計法 |
副題 | |
筆頭著者 | 壁谷澤寿海(横浜国立大学) |
連名者1 | 倉本洋(横浜国立大学) |
連名者2 | 五味学(日本設計事務所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1219 |
末尾ページ | 1224 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 本研究は、各層に分布する水平荷重を受けるプレキャスト造連層耐震壁における鉛直接合部のせん断設計法を提案するものである。プレキャスト鉛直接合部の挙動を調べる既往の実験的研究では、頂部に水平せん断力を受ける試験体ですべり挙動が検討されてきた。運層耐震壁の設計法でも、この結果を基本にしていると思われるが、実際の構造物ではこれらの実験で考慮されない応力度が小さい上層の耐震壁の効果は無視できないと考えられる。本論文では、一体打ちRC造も含めて連層耐震壁を分布荷重を受ける1つの部材としてせん断設計する方法を示し、この考え方に整合するプレキャスト連層耐震壁の鉛直接合部の設計法を提案して実験結果と比較した。 結論 (1)アーチ機構とトラス機構のせん断抵抗機構を考慮した連層耐震壁の設計法に整合するプレキャスト連層耐震壁の鉛直接合部の設計法を提案した。(2)プレキャスト連層耐震壁の実験で観察されたすべり変形は、提案した設計法により、要素実験と適切に対応づけられることを示した。(3)提案した設計法は一般に厳しい下層の鉛直接合部の設計用せん断力を緩和するものであり、設計上有効である。 |
PDFファイル名 | 015-01-2206.pdf |