種別 | 論文 |
主題 | せん断降伏型プレキャスト連層耐震壁の接合部の拘束効果に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林高志(武蔵野興業大学大学院) |
連名者1 | 望月重(武蔵野興業大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1225 |
末尾ページ | 1230 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに プレキャスト連層耐震壁は、壁パネルと下階梁との水平接合部及び壁パネルと場所打ち側柱との鉛直接合部を有し、複雑な破壊抵抗機構をもつことが予想される。本研究では、梁付きプレキャスト造壁パネルの両側に場所打ち柱を有する3層1スパンのプレキャスト連層耐震壁の中間梁筋の主筋量、鉛直接合部の接合筋量、水平接合部のコッターの有無をパラメーターとして実験を行い、接合部の拘束が耐震壁の挙動に及ぼす影響について考察する。 結論 (1)プレキャスト連層耐震壁の最大耐力は、鉛直接合部と水平接合部の拘束状態の組み合わせに影響される。(2)終局荷重は、水平接合部の拘束状態に大きく影響され、だぼ筋を有すると高くなる。(3)水平接合部の拘束状態が最大荷重までの剛性に大きく影響し、水平接合部にコッターがない場合は、だぼ筋を有すると剛性が高くなり、コッターがある場合は、だぼ筋の有無は影響しない。(4)コッター筋を有すると、最大荷重後なだらかに耐力低下を示し、コッター筋を省略した場含は、一時的に急激な耐力低下を示すが、その後持ち直す傾向がある。(5)鉛直接合部のコッター筋を省略した試験体について、圧縮ストラット抵抗を考えた計算方法により、圧縮柱がせん断破壊する耐力と、中間梁筋不足による分離破壊モードの推定ができる。 |
PDFファイル名 | 015-01-2207.pdf |