種別 報告
主題 シリカフユーム高強度コンクリート用生コンクリートプラントの開発
副題
筆頭著者 佐藤光男(京浜菱光コンクリート工業)
連名者1 大浦鉄男(三菱マテリアル)
連名者2 奥野亨(竹中工務店)
連名者3 米澤敏男(竹中工務店)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 75
末尾ページ 80
年度 1993
要旨 はじめに
シリカフュームはシリコンメタル、あるいはフェロシリコンの生産過程で発生する俳煙中に含まれる粉塵を回収した副産物であり、活性ガラス質の二酸化ケイ素を主成分とする粒形0.1〜0.5μmの球形の超微粒子である。シリカフュームの製品形態には粉末状、顆粒状、スラリー状の3つがある。顆粒状、スラリー状はすでに欧米で生コンクリートに利用されている。一方、粉末状のものは(1)混入時の分散性が良い(2)流動性やポゾラン反応等の混入効果が良い等の優れた性質があるにもかかわらず、実用化されていなかった。これは粒子が細かいため、現状の設備では貯蔵、搬送、計量等のハンドリングが困難なためである。この問題を解決するために、筆者らは粉末状シリカフュームの貯蔵、搬送、計量及び混練ミキサの投入を自動的に行うシリカフューム専用のプラント(以下SFCプラントと略す)を開発した。報告はSFCプラント設備の概要及び同設備を用いて製造したシリカフューム超高強度コンクリートの性質についてまとめたものである。
結論
粉末のシリカフュームを生コン工場で貯蔵、搬送、計量でさる設備(SFCプラント)を開発し、このプラントの性能評価を行うとともに約1000m3のシリカフューム超高強度コンクリートを製造した結果、以下に示す諸点を結論することができた。(1)SFCプラントは目標とした±2%の計量精度を有している。(2)SFCプラントで空気輸送した前後のシリカフュームおよびシリカフュームコンクリートの性質は同様であり、空気輸送がシリカフュームの品質に影響することはない。(3)SFCプラントで製造した約1000m3の超高強度コンクリートの品質は、フレッシュコンクリートの性質および圧縮強度いずれも良好な管理状態にあり、このプラントによって大量のシリカフュームコンクリートを製造することができる。粉末のシリカフュームを利用した生コンクリート製造プラントは世界に例のないものであり、今後改良すべき点も残されている。プラントの維持管理技術等に関する研究をさらに進展させたい。
PDFファイル名 015-02-1010.pdf


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