種別 | 報告 |
主題 | 高流動コンクリートによる明石海峡大橋4Aアンカレイジの施工 |
副題 | |
筆頭著者 | 有馬勇(本州四国連絡橋公団) |
連名者1 | 末永清冬(本州四国連絡橋公団) |
連名者2 | 櫻井重英(熊谷組) |
連名者3 | 林順三(熊谷組) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 189 |
末尾ページ | 194 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 本州四国連絡橋公団(以下「公団」と記す)が建設中の明石海峡大橋淡路島側4Aアンカレイジ(以下「4A」と記す)のうち基鍵部分(コンクリート量約9万m3)は、’92年12月に二成分系低発熱型セメントを使用した高流動コンクリートにより打込みが完了した。当該構造物(コンクリート総量約24万3)のような大規模構造物への高流動コンクリートの適用は前例の無いことであるが、基礎部分の施工を通じて高流動コンクリートの優れた特性が確認された。本稿は、本施工における高流動コンクリートの施工法(施工概要、製造、品質およびその結果)について報告するものである。 まとめ 4A基礎部の施工を完了し、二成分系高流動コンクリートについて以下の知見が得られた。1)層打込み方式で施工することにより、バイブレ一夕の使用や天端均し作業等をほとんど必要とせず、且つ高品質なコンクリートが得られる。2)最大径40mmの粗骨材を使用した当該コンクリートは製造時のスランプフローを55±5cmの範囲で管理したが、流動性、材料分離抵抗性とも良好であり、スランプフローの管理基準値としては妥当であった。3)圧送後の筒先でのスランプフローは製造時よりも若干低下する傾向にあったが、打込まれたコンクリートの流動性は良好であった。4)二成分系低発熱型セメントの使用、冷水・冷却骨材の使用によるプレクーリングおよびパイプクーリングによりコンクリートの発熱を低く抑えることができ、温度ひびわれ防止効果があった。 |
PDFファイル名 | 015-02-1030.pdf |