種別 報告
主題 最大粗骨材寸法40mmの転圧コンクリートによる橋台基礎の施工
副題
筆頭著者 糸日谷淑光(本州四国連絡橋公団)
連名者1 斉藤哲男(本州四国連絡橋公団)
連名者2 後藤英夫(明石海峡大橋1A共同企業体)
連名者3 十河茂幸(大林組)
連名者4  
連名者5  
キーワード
15
1
先頭ページ 1079
末尾ページ 1084
年度 1993
要旨 はじめに
明石海峡大橋1Aアンカレイジの基礎は、神戸層を支持地盤とする直径85m、深さ63.5mのケーソン基礎である。地下連続壁、側壁、底版、頂版の鉄筋コンクリート構造で囲まれた内部は、種々の施工法を比較検討した結果、工期・工費面で無筋の貧配合コンクリートで充填される転圧コンクリートが有利と判断され、約23万m3の転圧コンクリート(以下RCCと略称する)が施工された。転圧コンクリートは、ダム用としてRCD工法が多くの実績を持っている。しかし、そのほとんどは粗骨材の最大寸法が80〜150mmであり、40mmで施工した例はない。明石海峡大橋のアンカレイジ基礎は、立地条件および骨材供給上の制約から粗骨材の最大寸法は40mmと限定され、RCDとは別の検討が必要となった。一方、舗装用の転圧コンクリートは、粗骨材の最大寸法は40mmであるが、早期供用開始が必要であるため、比較的富配合であり、温度ひびわれが懸念されるこの構造物では参考にできない。そこで、新たに粗骨材の最大寸法が40mmの転圧コンクリートの配合を定め、実施工においては、施工管理および今後の参考とすることを目的に、種々の品質管理およびコアによる品質確認を行った。以下にそれらの結果について報告する。
まとめ
室内試験、施工実験、現場施工性実験を路まえて底詰部、中詰部にRCCを約23万m3適用した結果、粗骨材の最大寸法が40mmの転圧コンクリートがVC値30±15秒で施工できることが実証された。VC値は施工性からやや小さ目に片寄った管理を行うことになったが.圧縮強度は設計基準強度を大幅に上回り、このことはコア供試体によっても確認された。今後、同種の工事において本報告が参考とされれば幸いである。
PDFファイル名 015-02-1182.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る