種別 | 報告 |
主題 | 沈埋函コンクリートの測壁部における拘束度に関する一考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 横田季彦(大阪南港トンネル沈埋函製作JV) |
連名者1 | 三橋郁雄(運輸省) |
連名者2 | 小泉哲也(運輸省) |
連名者3 | 信田佳延(鹿島建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1207 |
末尾ページ | 1210 |
年度 | 1993 |
要旨 | はじめに 大阪港・港区と南港地区とを連結する海底トンネルの建設は、鋼コンクリートの合成構造方式を採用して進められているが、沈埋凾の部材寸法が1mを越えるマッシブなコンクリート構造物であるため、製作時においてはセメントの水和熱に起因する温度応力によりひびわれの発生が懸念されている。すなわち、本沈埋函では、側壁部コンクリートが先に打設された下床版コンクリートによって拘束を受けることによる温度ひびわれの発生が問題となっている。このため、事前検討の結果から低発熱型セメントの使用などの温度応力の低減対策を行っている。本報告は、沈埋函製作時の温度応力を明確にするとともに、事前検討結果を評価して今後の施工へのフィードバックを行うことを目的とした温度応力計測のうち、温度およびひずみの計測結果から、沈埋函コンクリートの側壁部の拘度について検討を行ったものである。 まとめ 大阪南港トンネルの沈埋函の温度応力計測結果をもとに、沈埋函側壁部の外部拘束度を検討した結果、打継目近傍で0.65〜0.80、中段部で0.50〜0.65となること、壁厚方向では鋼殻による影響は顕著でなくほぼ均一な値となること、打設ブロックによる差異は認められないこと等が分かった。しかしながら、鋼殻による影響については不明確な点も少なくなく、今後引続き計測を行いデータを蓄積し、外部拘束度の評価方法の検討を行いたい。 |
PDFファイル名 | 015-02-1205.pdf |