種別 | 報告 |
主題 | 外ケーブル用マルチタイプ連続繊維補強材の定着システムと曲げ引張性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 徳光卓(富士ピー・エス) |
連名者1 | 樋野勝巳(ショーボンド建設) |
連名者2 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 睦好宏史(埼玉大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 15 |
号 | 2 |
先頭ページ | 813 |
末尾ページ | 816 |
年度 | 1993 |
要旨 | まえがき 外ケーブル工法はケーブルの損傷状況が目視でき、取り替え・再緊張が容易となるなど、維持管理に優れており、また、損傷した既設橋梁の補強だけでなく、新設橋梁においても内ケーブルと併用することにより現場の大幅な省力化が図れるなど様々なメリットを有する。外ケーブルの場合、緊張材が露出するため、材料の選定にあたっては将来的に取り替えを前提とするか、耐久性に優れた材料を用いるかの2通りがあり、後者の場合には連続繊維緊張材の使用が考えられる。現在、連続繊維緊張材は材料・形状など様々な製晶が開発されているが、外ケーブル工法に適用するには、曲げ上げや定着方法など解決すべき課題も多い。筆者らは連続繊維緊張材を外ケーブル工法の緊張材料として用いるための基礎的な実験を行い種々のデータを得た。本論では、連続繊維緊張材をマルチケーブルとして用いた場合の、定着システムと曲げ引張性状などについて報告する。 まとめ 1)より線状炭素繊維マルチケーブルを曲げ上げた場合の強度低化率は、マルチケーブル・曲げ上げによる各々の強度低下率を乗じた値に比べて安全側となった。2)より線状炭素繊維マルチケーブルの定着方法による曲げ上げ耐力差はみられなかった。3)ケーブル張力のばらつきは、より線状炭素繊維で15%、組み紐状アラミドで3%程度であった。曲げ上げによる緊張力のロスは、各々5%、7%程度であった。4)並列束状アラミド繊維ケーブルの曲げ上げによる強度低下はみられなかった。 |
PDFファイル名 | 015-02-2137.pdf |