種別 報告
主題 せん断補強筋として連続繊維補強筋を用いたRCはりのせん断性状
副題
筆頭著者 小林克巳(福井大学)
連名者1 伊部宗一(三谷商事)
連名者2 藤崎忠志(清水建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 875
末尾ページ 880
年度 1993
要旨 はじめに
主筋のダボ作用は主筋に沿う割裂きひびわれを発生させ、広範囲にわたって付着劣化を生じさせる。従って、ダボ作用による付着性状の変化が、RC部材のせん断強度およびせん断破壊モードに大きく影響することが容易に想像される。主筋のダボ変位を拘束するものはせん断補強筋であり、本研究ではせん断補強筋として連続繊維補強筋を用い、鉄筋を用いた場合と比較して、せん断強度・破壊モード・せん断力伝達機構等に及ぼすダボおよび付着作用の影響を検討し、せん断補強筋として連続維補強筋を使用した部材のせん断耐力の評価のための基礎資料を得た。
まとめ
以上の実験結果をまとめると以下のようになる。(1)せん断補強筋の剛性が低く、主筋のダボ変形に対する拘束が小さい場合は、付着劣化をおこす範囲が大きくなり、せん断耐力は低くなる。(2)連続繊維補強筋をせん断補強筋に使用したものも鉄筋を使用したものも、軸方向剛性が同じで両者ども弾性範囲にあれば、同じせん断力伝達機構になる。(3)せん断補強筋として連続繊維補強筋を用いた場合、鉄筋を対象とした既往のせん断耐力評価式では過大評価になること、また文献[1]〜[3]でヤング係数Ewを考慮している意味を実験結果に基づいて考察した。今後、部材の変形を考えた評価が必要と思われる。
PDFファイル名 015-02-2148.pdf


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