種別 | 論文 |
主題 | モルタルフロー値に及ぼす粉体特性の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 枝松良展(東京大学) |
連名者1 | 下川浩児(東京大学) |
連名者2 | 岡村甫(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 77 |
末尾ページ | 82 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 本研究は、締固め不要の自己充填コンクリートの配合設計法の確立に資することを目的として、粉体の特性がモルタルのフロー試験値に及はす影響を明らかにし、それを定量評価する方法を提案するものである。粉体はコンクリート構成材料の中で最も小さい固体粒子であり、その流動特性は自己充填性に大きく影響する。従って、粉体の流動特性を定量的に評価することは重要である。 5.まとめ モルタルの流動性に及はす粉体特性の影響を細骨材の特性値の変化から検討した結果、以下に示すことが明らかになった。 (1)粉体の粒度分布特性、粒子形状および粗粉部分の粒子はモルタルの流動性に影響を及ほし、細骨材の特性値を変化させる。したがって、粉体の特性は、ペーストの試験から得られる特性値に加え、モルタル試験から得られる細骨材の特性値で評価する必要がある。 (2)自己充填性を満足させるための細骨材量の限度は粉体により異なると思われるが、その量は粗粒細骨材容積比と粗粒細骨材の拘束水比および変形係数との関係から判断できる可能性がある。 (3)粉体の粒度分布、粒子形状がモルタルの流動性に与える影響、ならびに粉体の粗粉と細骨材の微粉の干渉の程度を定量化することができれば、粉体の特性は粒度特性から計算により求められる可能性が高い。そのためには、粉体の粒度分布の測定方法を確立することが重要である。 |
PDFファイル名 | 016-01-1010.pdf |