種別 | 論文 |
主題 | モルタルフロー値に及ぼす細骨材特性の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 山口昇三(竹本油脂) |
連名者1 | 枝松良展(東京大学) |
連名者2 | 岡村甫(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 83 |
末尾ページ | 88 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 本研究は、締固め不要の自己充填コンクリートの配合設計法の確立に資することを目的として、細骨材の特性がモルタルのフロー試験値に及ほす影響を定量評価する方法を提案するものである。 形状や粒度分布等の細骨材特性が相違すると、自己充填性を満足させるための細骨材量の限度が異なるのは明らかであり、その限度を判断するには、モルタルのフロー試験値に及ぼすこれらの影響を定量化するのが有効であると考えたのである。 7.まとめ 細骨材の特性がモルタルのフロー試験値に及ぼす影響を定量的に評価する方法を検討した結果、以下に示すことが明らかとなった。 (1)モルタルのフロー備に及ぼす細骨材の影響は、見かけの拘束水比と変形定数とによって表すことができる。 (2)細骨材の見かけの拘束水比は、細骨材容積にかかわらず一定値をとる拘束水比と、細骨材容積比がある限度を超えて増加すると増え始め、やがて急激な増加を示す変形拘束水比よりなる。 (3)細骨材の変形係数は細骨材容積比が増すに従って徐々に増加し、やがて急激に増加する。 (4)細骨材中の微粒分は、モルタルの流動性を考えるに際して、粉体としての性質をもっている。その境界は0.09mm前後と考えられる。 |
PDFファイル名 | 016-01-1011.pdf |